Smile C.C.
奈津子が伝える、メンズカット講習の現場から
奈津子です。この日はSmile C.C.の店内で、ウィッグを使ったメンズカット講習とデモンストレーションを行いました。鏡の前に立つと、受講してくださる皆さんの視線が一気に手元へ集まります。ハサミを入れる角度、指で引き出す毛束の厚み、耳まわりから襟足へつながるライン。普段のサロンワークでは無意識に身体が覚えている動きも、言葉にして伝えるとなると、ひとつひとつの意味がより鮮明になります。
今回のテーマは、清潔感のあるメンズショートをどう似合わせるか。短くするだけなら簡単に見えますが、大切なのは骨格、髪質、生えぐせ、そしてお客様が毎朝どこまでスタイリングできるかを見ることです。サイドの収まり、トップの動き、前髪の落ち方を確認しながら、必要なところは残し、重さが表情を曇らせるところだけを丁寧に削ります。バーバーのカットは形を作る技術であり、日常を楽にする設計でもあります。
講習中は、受講者の方から「そこはなぜ残すのですか」「ハサミを縦に入れるタイミングは」と質問が飛びます。私もウィッグの向きを変えながら、正面だけでなく横顔、後ろ姿、動いたときの見え方まで一緒に確認しました。美容室・理容室で仕上がった瞬間だけきれいなのではなく、数週間後も自然に整うこと。Smile C.C.がメンズカットで大切にしているのは、その持ちのよさと扱いやすさです。
目の前の髪に集中していると、店内の空気が少しずつ熱を帯びていくのがわかります。メモを取る音、近づいて覗き込む足音、カットラインが見えた瞬間の小さなうなずき。私自身も教えながら、まだまだ技術は磨けると背筋が伸びました。講習やデモンストレーションは、誰かに見せる場であると同時に、自分の基礎を見直す場でもあります。
これからもSmile C.C.では、フェード、ビジネスカット、ナチュラルなショートスタイルまで、一人ひとりの髪質と暮らしに合うメンズヘアを提案していきます。鏡の前で「明日から扱いやすそう」と感じていただけることが、私にとっていちばん嬉しい瞬間です。カットの時間が、ただ髪を短くするだけでなく、毎朝の自信につながるように。そんな思いで、今日もハサミを持っています。
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